ビデオを流出させた(恐らくは)海上保安庁の人間。世間は好意的な意見が大半なのは当たり前なのだ。日本人なら当然併せ持つ感情だからだ。
ここでは外交に話を絞ってみるが、他国、特に中国のような経済成長著しい怖いもの知らずの国を相手にする場合は、全ては政府の「営業力」で交渉は決まってしまう。
相手との駆け引きで何とか自分の売りたい商品を売るには、お願いしますだけでは到底無理だし、闇雲に営業しても売れる訳がない。
念入りなマーケティングと緻密な作戦で、相手の懐に飛び込み、商品を売り込む事よりもまず、自分をいかに買ってもらうか(自分を売り込む)で8割方は勝負が付く。
思うに現在の政府与党は「営業」を知らない人間ばかりの集団なのか?
強気で出てくる中国だが、強気にさせたのは「日本は少し揺さぶるとこちらの言う事を聞く」と思ってしまっているからだ。そうさせたのは政府与党そのものだからだ。
その証拠に上海万博の閉会式に招待されていた大阪府の橋下知事が直前になって「招待はキャンセル」と一方的に通告された件で
「あんな国の人間にはなりたくない。中国には失望した。信頼度はマイナス200%だ!」と記者会見した2日後、
当の中国サイドから「先日の招待キャンセルは事務方のミスで起こりましたもので、誠に申し訳ありませんでした。改めて招待致します」
と謝罪してきた。中国が素直に非を認めたのは初めてではないだろうか?
橋下知事は本気で中国に怒りを表したからである。
政府与党は「まことに遺憾に思う」などと他人事のような口調であるから、相手は「お、こいつは怒ってないな」と信じるのである。
逸脱したが日本はセールスマン失格だ。いやサラリーマンにさえなれないだろう。
やる気が無いと思われても無理はない。
いや本当は官僚に任せた方が良いのかも知れない。
特に外務官僚達は海千山千の経験者が多い筈だ。営業力のない外務大臣や総理よりも遥かに他国との駆け引きを経験して「営業」してきた筈。
[現在の政府与党]
「今日は弊社の最新の複合機のご案内で参りました」
「まだ新しいし昔から同じ所でリースしてるからウチは関係ないよ」
「カタログだけ置いといていいですか」
「ゴミになるからいらない」
「そうですか、又お願いします」
[売れるセールスマン]
「今日は弊社の最新の複合機のご案内で参りました」
「まだ新しいし昔から同じ所でリースしてるからウチは関係ないよ」
「何年ぐらい使われてますか?」
「5年か6年か・・・」
「じゃああんまりエコじゃないですね。電気代とか」
「さぁ?」
「月間でどれくらい印刷されます?」
「トナーも高いしなぁ」
「浮いた電気代で新しい複合機、入りますよ・・・」
なーんてね。私も営業経験あるので色々と妄想してしまった。
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