プジョーと言えばWRCファンにとっては憧れのメーカーの一つだ。
205GTIは名車でグループB時代の代表だった。
時は流れて現在の208である。
同じくBセグの競合であるポロとは対極にあるプジョーだが、マーケティングが下手なプジョーはネット上での良くない評判が多い。
その最たるものがシングルクラッチの5速ETGだ。
所謂「ロボタイズAT」と呼ばれるものでマニュアルを電子制御化してAT限定免許でも運転出来るようにしたもの。
「2ペダルMT」と言う方が分かりやすいか。
VWを代表とするドイツのメーカーがデュアルクラッチであるのに対し、プジョーはシングルクラッチでしかも5速で内製。
実際の試乗から感じたのは、ネット上の批判は全く「当てにならない」ものだった。確かに1速から2速へは少しモタツキがあるものの、下手クソなドライバーならよくあるパターン程度のもので不快ではないレベル。
国産Bセグからすると「収納が少ない」「後席が狭い」などのネガな部分があるが、それらを補って余る程の魅力が208にはある。
「乗り心地」「シートの質感」「デザイン」「雰囲気」
これらは残念ながら実際に触れて走らせないと体感出来ない要素だが、
実はこれがクルマにとって一番大切な要素。
これらを全てマークしているのが208なのだと感じた。
11月にはマイチェン版が発売される。
アイシン製6速ATになり全車ターボが装着される。
いわば308で成功したパターンを踏襲するものだ。
現行モデルより良くなる改良ばかりなので、益々期待が高まるものだ。
クルマ好きなら凄く惹かれる208であった。
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