2012年6月11日月曜日
オリジナルかガラパゴス化?
ガラパゴス化とは日本で生まれたビジネス用語の一つで、孤立した環境(日本市場)で「最適化」が著しく進行すると、エリア外との互換性を失い孤立して取り残されるだけでなく、外部(外国)から適応性(汎用性)と生存能力(低価格)が高い外来種が導入されると最終的に淘汰される危険がある、進化論におけるガラパゴス諸島の生態系になぞらえた警句である。
~Wikipediaより~
ガラパゴス化と言う言葉が最初に使われ始めたのは、日本独自のケータイ「ガラケー」からだろうか。
世界基準とは無縁の独自路線を「オリジナル」と解釈しての歴史がある。
今やケータイの半分はiPhoneを始めとするスマートフォンになっており、ガラケーは絶滅危惧種になろうとしている(ドコモの新機種ラインナップからガラケーは消えた)。
日本のクルマで一番売れているのはプリウス、フィットHV、アクア・・・ハイブリッド車だ。
かく言う私も昨年にフィットHVに乗り換えた。
実はこのハイブリッド車も技術的には世界一なのだが、普及しているのは実はアメリカの一部と日本だけという現実がある。
もちろん世界中のメーカーはハイブリッドの技術を開発、もしくは展開しているのだが・・・日本の技術が突出している訳ではない。
ヨーロッパのメーカーはハイブリッドよりも軽油、つまりディーゼルに積極的だし、そもそもガソリン価格が高騰しているからこそのハイブリッドであり、ガソリン価格が安い東南アジアなどはハイブリッドでは全く安くはならない。ガソリン車との価格差がフィットHVでも最低20万。
浮いたガソリン代で元を取るのは厳しい。
つまり、今後は技術革新でガソリン車との価格差が10万とか5万以内になる可能性か、
もしくはリッター50キロなどと言うとんでもない燃費を叩きだすものなのか・・・
現在の日本のハイブリッド車がガラパゴス化になるのか、オリジナルとして世界基準になるのか、
今後10年が大きな転換期となる筈である。
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